パーフェクト弁護士〜南蛇井律子
南蛇井律子(財前直見)は、やり手だが性格にやや難ありの弁護士。何事もはっきりさせないと気が済まない性格で、いつどんなことでも真実をとことん追求してしまうため、日常の人間関係が円滑にいくことはまずない。しかし、律子本人がそれを気に病むところはひとつもなく、むしろ自分の有能さを自負しているちょっとズレた感覚の持ち主だ。 そんな律子は五宝法律事務所に勤務。所長の五宝直弼(渡辺いっけい)は律子の性格を熟知しており、自分をまるで上司扱いしない律子をのらりくらりとかわしながら、二人きりの事務所を運営している。 そんな五宝法律事務所に、敷島あかり(平山あや)が遺産相続の相談に現れる。あかりの父、良治(佐藤一平)は外食大手『シキシマダイニング』の社長を務めていたが、数日前、何者かにより殺害。そのわずか5日前に、あかりが実の娘ではなく、25年前に病院で取り違えられてい...