家族法庭原名:家族法廷,
主人公・小野寺達彦は、裁判官であり、一家の家長である。 結婚しておよそ40年、家に帰っても膨大な裁判資料に目を通す毎日で、家族のことは妻に任せてきた達彦だったが、その妻の死をきっかけに、今まで知らなかった家庭内のさまざまな問題に直面することとなる。 達彦は、家庭内の問題解決など簡単だと思っていた。なぜなら、プロの裁判長として、数々の難問に“判決”という結論を見出してきたからだ。しかし、現実は甘くなかった。わがままな家族たちは達彦の意見に耳を傾けるどころか、言いたい放題を繰り返し、事態は悪化するばかり。 家政婦・冴子の力を借りながら、達彦はばらばらになりかけた家族を無事まとめることができるのか。