日本一のワルノリ男
東北の高校教師、日本兵介は教え子の白坂八郎の就職先の世界陶器での愚行のわびに上京した。そして、無責任に責任を持ちたがるワルノリぐせを発揮して、八郎をつれ戻すまで世界陶器に勤めることとなった。八郎探しに精を出す兵介は、ソープランドをあたるが、風俗嬢ミチに見初められ、昼は会社、夜はポン引と大忙しの身となった。で、ついつい会社では居ねむりの連続。さらに、女専務友紀子に工場の欠員はおまかせ下さい、と大見栄をきった兵介は寝物語にミチを口説いて、仲間も誘ってソープ娘がぞろぞろと世界陶器に押しかけた。この功績を認められた兵介は一躍、宣伝係長に抜擢された。そのうえ、カメラマン谷村が新人モデル明美をつかって撮った衛生陶器の看板が大評判をとり、兵介は営業課長に昇進した。大山建設のマンモスホテルへの製品売り込みの大仕事を控えて兵介は、資材部長の松永のくどき落し作戦を開始。...