暴力团再武装原名:暴力団再武装,又名Boryokudan sai buso
1971年5月(東映東京)の作品です。企画は俊藤浩滋・吉田達、監督は佐藤純弥、脚本は村尾昭です。えらい作品タイトルです。しかし、このタイトルに騙されました。実に「東映型***義」が凝縮された作品でした。良かった。 主演は鶴田浩二。関東一の巨大ヤクザ組織の幹部で、刑務所から出所したばかり。昔かたぎで斬った張ったタイプのヤクザ。親分は近衛十四郎(松方弘樹の実父)。経営手腕に優れた兄貴分に丹波哲郎。この鶴田と丹波が組の方向性をめぐってしばしば対立します。 ムショ帰りの鶴田が大事な港湾荷役の新規事業を任せられ、「アンコ」(港湾労働者)を酷使しながらどう事業を軌道に乗せるかがその任務。最初は、地元のヤクザ(街田京介ら)が仕切っていた港湾労働を実力で粉砕し(親分を殺し)、その仕事を分捕ります。子分には室田日出男、渡瀬恒彦など。アンコたちに対しても平気で詐欺まがい...