手紙-殺しへの招待-又名てがみ ころしへのしょうたい
Y.Z(ワイゼット)と名乗る人物から、4人の男性に同じ文面の手紙が届いた。手紙はカナタイプで打たれており、Y.Zは、4人の男性の誰かの妻である、と名乗る。そして「1か月以内に夫を殺す」、と予告する。 疑心暗鬼に陥り、自らの妻を疑う4人。会社員の沖田(婿養子)、ルポライターのハトリ、高校教師のセキヤマ、建築技師のオヌマ。 Y.Zは、4人の男性を中華飯店に招待。3人は出向くが、沖田は部下のエマを偵察に向わせる。Y.Zは「4人の男性は共通の友人である」と書いていたが、ハトリ、セキヤマ、オヌマは初対面だった。安堵しつつも、なお疑惑を捨てきれない3人は、妻を疑い、家庭に波風を立ててしまう。 殺されたのは、沖田の妻・ミエコだった。自殺か他殺か?ミエコの友人・の証言により、沖田が逮捕される。残りの3人は、エマと協力して真相を暴こうとするのだが…。